給食室より

2022年1月の記事一覧

給食週間⑤「長野県」

*1月28日(金)の給食*

・キムたくごはん

・牛乳

・大平汁

・手作りおやき(こしあん)

・ヨーグルト

 

 少し前に話題になった「キムタクごはん」、実は長野県の

栄養士さんが考えた混ぜごはんということをご存知でしたか?

雪が深い長野の冬、免疫力を高める食事を摂ってほしいと、

栄養士さんは発酵食品を混ぜたご飯を考え、この

「キムタクごはん」にたどり着いたそうです。

 漬け物は、発酵食品です。塩分が高いので食べすぎには

要注意ですが、腸内環境を整えてくれるよい食品です。

歯ごたえのあるたくあんとピリ辛キムチの相性は抜群で、

早食い防止にもなる混ぜごはんです。お試しください!

 献立表は「太平汁(たいへいじる)」とご案内しましたが、

正しくは「大平汁(おおひらじる)」でした。大地の

恵みがたくさん詰まった汁物、という意味で、木曽地方の

冠婚葬祭にはこの汁物が振るまわれるそうです。味付けは、

シンプルに薄口しょうゆとみりんだけ。上品な味わいでした。

 「初めて食べた!」という声もありました。本場の

おやきとはいきませんが、素朴な皮の「上特手作り

おやき」、お届けできてほっとしました。

 よい週末をお過ごしください。

 

 

 

給食週間④埼玉

*1月27日(木)の給食*

 

・ねぎ塩焼きそば

・牛乳

・手作りゼリーフライ

・小松菜とわかめのサラダ

 

 今日は、埼玉県にちなんだ料理や食材を使いました。

 ねぎ塩焼きそばは、伝統野菜の岩槻ねぎの甘さや柔らかさを、

最大限に美味しく食べるために考案された焼きそばだそうです。

残念ながら岩槻ねぎを手に入れることができませんでしたが、

埼玉県産のねぎを使って、ボリュームたっぷりの焼きそばを

提供することができました。

 ゼリーフライは、埼玉県の郷土料理として定着しつつありますね。

給食のゼリーフライは、成型の都合上じゃがいもが多めです。

本場のゼリーフライは、おから感が強いそうです。感染症が

落ち着いたら、県北の行田へ足を運んでみてください。

 小松菜は、埼玉県で出荷量の多い葉物野菜の代表格です。

今日も新鮮な小松菜をたっぷり使って、サラダを提供しました。

炒め物やおひたし、汁物の青味にも使える小松菜を、常備野菜に

しませんか?

 

 

 

給食週間③「広島県」

*1月26日(水)の給食*・もぶりごはん

・牛乳

・呉の肉じゃが

・あなご入り卵焼き

・ぽんかん 

 

 今日は広島県の食べ物を集めました。

 「もぶる」は広島の方言で「混ぜる」の意味だそうです。

つまり今日の主食は、「混ぜごはん」です。お祝い事やお祭りなど、

人が集まる時に皆で食べるそうです。瀬戸内海の海の幸や地元で

採れた野菜が入っており、食が進む甘辛い味付けです。地域に

よっては、黒豆や里芋を入れるそうです。

 広島の呉(くれ)市は、①人参やいんげんを使わない、

②男爵ではなくメークイン(じゃがいもの種類)、③牛肉

で肉じゃがを作るそうです。ねっとりした芋質で煮崩れにくい

メークインは、煮物向けです。でこぼこが少ないので、皮が

むきやすいのも特徴の一つです。

 鰻よりの穴子が主流の四国・山陽地方。鰻巻きをイメージして

卵焼きにあなごを入れたら、贅沢な卵焼きになりました。

 広島の南部は、温暖な気候の瀬戸内海式気候です。レモンを

始め、いろいろな種類の柑橘類が育てられています。今日は

旬のぽんかんを提供しました。

 

 

 

給食週間②「富山県」

*1月25日(火)

・ごはん

・牛乳

・ぶりの照り焼き

・すり身汁

・ごまみそ和え

 

 今日は、北陸地方の富山県の食事をお届けしました。

 冬の富山は、日本海の荒波にもまれた海の幸が

おいしいそうです。今日は出世魚の鰤(ぶり)を

照り焼きに、みそ汁には鱈(たら)のすり身を使った

だんご汁と、魚を2種類提供しました。

 富山で魚のすり身団子をみそ汁に入れるのは、

日常の食事だそうです。埼玉では聞かない食文化ですね。

からだがぽかぽか温まりました。

 今日は、日本海ではなく三陸沖で獲れたぶりでした。

身が引き締まっており、十分おいしくいただきましたが、

新型感染症が落ち着いたら、ぜひ本場の新鮮な魚を

食べたいものです。新鮮な魚を子どもたちに食べて

もらうことができたら、みんな魚が好きになる、と

感じています。子どもたちの舌は、とても敏感です。

 おいしい食べ物にたくさん出会って、脳とお腹を

満たし、「ハッピー!」「しあわせ」が増えると

よいですね*

給食週間①「群馬県」

*1月24日(月)の給食*

 

・ソースかつ丼(ごはん)

・牛乳

・こしね汁

・キャベ酢

 

 1月24日から30日までは、全国学校給食週間です。

 本校では今年も全国グルメツアーを企画しました。

 初日の今日はお隣の群馬県を感じる料理を提供しました。

 こしね汁の名前の由来は何だと思いますか?

群馬の名産、こんにゃくの「こ」、しいたけの「し」、

ねぎの「ね」が入った汁物です。夏バージョンと

冬バージョンがあるそうで、今日はもちろん、豚肉や

里芋などの根菜が入った冬バージョンを作りました。

 高原野菜の象徴である群馬県産のキャベツは、夏が

出荷時期です。今日は愛知県産のキャベツで副菜の

「キャベ酢」を作りました。

 500枚弱のカツを、調理員さん2人でパン粉付けを

して、1人が揚げて、1人がソースをかけてくれました。

おかげで、作りたてのおいしいかつ丼を食べることが

できました。

 今日もありがとうございます。明日もよろしくお願いします!

 

混ぜごはん

*1月21日(金)の給食*

 

・中華風青菜のごはん

・牛乳

・きびなごのから揚げ

・手作りワンタンスープ

 

 今日は、具だくさんの混ぜごはんでした。写真からわかる

ように、からだを作るたんぱく質の仲間は豚肉、えび、だいず、

からだの調子を整える仲間として竹の子、乾しいたけ、小松菜が

入っていて、どれも存在感があります。

 まぜご飯は、具が入っているから単品でもバランスがよい、

と思いがちですが、答えはNo!です。確かに、白ごはんよりは

たんぱく質やビタミン・ミネラルがとれますが、それらの量が

足りません。あくまでも混ぜごはんは「主食」に分類されます。

 では、混ぜごはんをたくさん食べればビタミンやミネラルも

増えるからよいじゃない、と思うかもしれませんが、これも

またNo! 味が付いているので塩分過多にもなりますし、

ごはんとそれ以外の比率は変わらないので、お米に対する

たんぱく質やビタミン・ミネラルの割合も変わりません。

つまり、混ぜごはん単品だとバランスが悪く、おかずが

足りません。

 チャーハンやピラフなど、具が混ざっているごはんを休日に

食べることがあると思いますが、今日の給食のようにおかずや

果物を添えるようにしてください。

よい週末をお過ごしください*

 

大寒

*1月20日(木)の給食*

・ごはん

・牛乳

・親子煮

・納豆

・くるみ和え

 ・ネーブル

 

 鮮度や消毒の心配があるので、生で食べる果物は

国産を使いたいと考えています。今日は和歌山県で

育てられたネーブルを提供することができました。

国産のネーブルは、店頭ではなかなか買えないと

思いますが、旬を感じられる果物は、ぜひ地場産や

国産のものを食べるとよいと考えます。

 今日は二十四節気の「大寒」です。立春までの間、

一年で最も寒いとされるこの時期には、食べると

良いといわれる食べ物があります。大寒に生まれた

卵、恵方巻き、水菜や小松菜などです。

今日は卵料理の「親子煮」を提供しましたが、残念

ながら今日産まれた卵ではありません。1月20日産と

刻印された卵を探してみましょう!

寒い冬の中育った、完全栄養食品と言われる卵や

葉物野菜をいただいて、菌やウイルスに立ち向かい

ましょう!

ごまみそたれ

*1月19日(水)の給食*

・ごはん

・牛乳

・魚のごまみそかけ

・とん汁

・いそ香和え

 

 今日は、久しぶりのとん汁でした。とん汁なら野菜を

食べてくれると、週に1回は作る、と話してくれた保護者が

いました。今日の給食のとん汁も、残りが少なかったです。

 ごはんが進みそうな色合いのごまみそは、いりごま、

赤みそ、しょうゆ、砂糖、みりんを混ぜ、水を加えて焦が

さないように加熱して作ります。魚にも肉にも合うたれで、

見た目ほど塩分が高くないところが良いところです。

 副菜のいそ香和えもよく提供するの副菜の一つです。

アンケートに、葉物野菜をゆで、刻みのりとしょうゆで

和えるだけでこんなにおいしい!と、ご家庭の定番にして

くださっているという声もありました。

 定番料理になるまでが長い道のり、、かもしれませんが、

レパートリーを増やしたり廃盤にしたりしながら、料理を

楽しんでほしいです。

なんだなんだ⁉

*1月18日(火)の給食*

・子供パン

・牛乳

・スラッピージョー

・野菜と卵のスープ

・りんご

 

 「スラッピージョー」。

朝のメニュー発表の時に、聞きなれない献立名を聞いて、

どんな食べ物かな?と興味を持った児童生徒が多かった

ようです。イメージがわかない献立名だと不安だ、という

意見もあると思いますが、食べ物に興味を持ってもらう、

というねらいはばっちりとらえることができました!

 献立表の「ワンポイント」を見ると、今日は“はさんで

食べよう!”と書いてあります。「スラッピージョー」の

欄を見ると、挽肉、大豆、玉ねぎ、ケチャップ、ソース、

プロセスチーズ、などと書いてあります。これらの

情報を集めると、パンにケチャップ味の何かをはさんで

食べるのかな?と予測できますね。

 スラッピージョーにまつわるお話を、お手紙にして

配りました。ご覧ください。↓

もぐもぐ「スラッピージョー」

カレー味のうどんつゆ

*1月17日(月)の給食*

・カレーうどん

 (地粉うどん)

・牛乳

・ししゃもフライ

・海藻サラダ

 

 今日はかつおだしでのばしたカレー味のつけ汁で、

地粉麺をいただきました。カレーライスのルゥは

バターと油で小麦粉とカレー粉を炒めて作りますが、

今日は片栗粉だけでとろみをつけました。

 ししゃもをフライにすると、豪華に見えませんか?

魚のフライは、香ばしい衣に包まれて魚の臭みが減り、

うま味はとじ込められるので、魚が苦手な人でも

おいしく食べられる料理方法です。鮭や鯵のフライは

売っていることもありますが、ししゃものフライは

給食ならではの料理だと思います。今日も、調理員さん

たちが、一本一本小麦粉をふり、バッター液にくぐらせ、

パン粉を付け、火加減を調節しながら、折れないように、

骨を気にせず食べられるように、からりと揚げてくれ

ました。まだ骨ごと食べられない子や卵の部分が苦手な

子もいますが、周りが食べているとつられて食べる

ようになるでしょう!年度当初と比べると、食べられる

物が増えた児童生徒がたくさんいますよ。