給食室より

2019年7月の記事一覧

ごろごろ夏野菜でしめくくり


*今日の給食*
 ・夏野菜カレー(麦ごはん)
 ・牛乳
 ・グリーンサラダ
 ・バニラアイスクリーム

 夏休み前の給食は、今日が最後です。夏野菜がごろごろ
入ったカレーと、細切りピーマンの入ったサラダと、蒸す空気の中
がんばってきた子どもたちの喜ぶものをと バニラアイスに
しました。たくさん野菜が入っていたカレーでしたが、カレーの
具になると食べられるお子さんは 多いようです。
 「〇〇〇をがんばれたら △△が食べられる」や
「ここまで食べられたら ◇◇◇も食べられる」は、小さい頃は
有効かもしれませんが、大きくなってくると 食べ物以外のことを
要求するようになるかもしれませんね。食べ物を道具にするなんて
ばちが当たるかもしれませんが、子どもたちの可能性が広がるので
あれば、許してくれるでしょう。
 偏った食事をしていたら、明らかにからだにはよくないです。
365日、3食食べると一年間でおよそ1100回、そのうちの
給食は185回ほどなので、残りの900食ほどはご家庭で
決めています。膨大な回数ですね。特に暑い夏に台所に立つのは
たいへんですが、上手に手を抜いて(買ってきたり)、でも
一品料理にならないように 果物やきゅうり丸ごと一本、添える
だけでもよいです。いろいろな食品を食べましょう。
 いろいろな料理の並んだ食卓のある夏休みを お過ごしください。
8月29日に 元気に会えることを楽しみにしています。

挑戦しよう!


*今日の献立*
 ・ごはん
 ・牛乳
 ・鶏肉の照り焼き
 ・呉汁
 ・ごま酢和え
 ・河内晩柑

 今日は 主菜が肉、副菜が和え物とみそ汁、という 一般的な
和食でした。
 毎度おなじみになってきた「呉汁」は、すった大豆が
入っているみそ汁です。和え物やサラダよりも、汁物の中に
入っている 野菜の方がよく食べる、と給食指導をしている
先生方は言っています。そろそろ夏休みで 給食もなくなります。
ご家庭でも 汁物の中にいろいろな野菜を入れて、積極的に
野菜を食べるようにしましょう。
 普段はは果物をよろこんで食べないけれど、今日の河内晩柑を
よく食べていた児童がいました。いつも見ていると、「この子は
こうだから」と決めて、手間がかかるし 予め除いておくことが
あるかもしれません。でも、子どもたちは未知数です。どこに
きっかけがころがっているか分からないので、いろいろな機会を
持てるとよいですね。

ビーフンは米粉麺


*今日の献立*
 ・焼きビーフン
 ・牛乳
 ・スパイシーポテト
 ・豆腐の五目スープ

 ビーフンはタイの料理で、米粉で作った麺です。このビーフンの
味付けは 辛くなく、塩こしょうやしょうゆの味だったので、
食べやすかったです。ラーメンやうどんのような小麦粉の麺とは
違い、米粉の麺はコシがなくふにゃふにゃしてやわらかいです。
日本人は、麺にコシやつるんとした喉ごしがないと 物足りない
と感じるのかもしれません。
 スパイシーポテトと聞くと、辛いじゃがいもを思い浮かべる
かもしれませんが、今日は「香り豊かな」という意味の
スパイシーでした。オレガノやバジルの香りは苦手なお子さんも
いるかもしれませんが、やさしい味のじゃがいもに包まれて、
香りを楽しむことができていました。
 今日もまた 湿度が高く、太陽が顔を出さない一日でしたね。
今日のスープは、こんな陽気にも食欲がわく、乾しいたけの香りが
高い、豆腐がたっぷり入った卵とじスープでした。栄養満点の卵を
一つ加えるだけで、よいたんぱく質が加わります。野菜と相性の
よい卵は、炒め物にもスープにも使える、常備食品の一つですね。

まごはやさしい


*今日の献立*
 ・2色揚げパン(シュガー・ごま)
 ・牛乳
 ・夏野菜のイタリア煮
 ・まごはやさしいサラダ

 今日の揚げパンは、色だけでなく 形も2種でした。
のっぺりしたごま揚げパンは コッペパンで、シュガー
揚げパンは米粉入りツイストパンで作りました。シュガー味の
ツイスト揚げパンの方が、もっちりとした食感です。砂糖ごまを
口の周りに付けて食べる様子が ほほえましかったです。
 トマト缶ベースのイタリア煮は、ズッキーニ、パプリカ、
なすの夏野菜がたっぷり入っています。豚肉、にんにく、玉ねぎ
などを炒めてから トマト缶とワインを加えて、水は加えずに
野菜から出る水分で仕上げたので、濃厚で深い味わいの洋風煮が
出来上がりました。オレガノやバジルなどの香辛料も使って
います。
 「まごはやさしい」とは、よい孫だという意味ではなく、
からだによい食べ物の頭文字を集めた言葉です。下の絵をみて
覚えてください! ↓

卵丼


*今日の献立*
 ・卵丼(麦ごはん)
 ・牛乳
 ・かぼちゃとナッツの甘辛揚げ
 ・塩昆布和え

 お肉が苦手な子もいる、ということで 今日は肉ではなく
かまぼこを使った卵丼を作りました。また曇天に戻ってしまい
ましたが、枝豆が夏らしさを演出してくれました。
 日照不足で野菜の高騰が続いていますが、それでも野菜は
からだによい食品なので、肉を食べる量は減っても 野菜の量は
減らしてほしくないです。肉の主な栄養素のタンパク質は、魚や卵、
豆腐からでもとれるからです。 価格の安定している玉ねぎや人参、
一つ買うと長く使えるキャベツやかぼちゃ(カットかぼちゃは
傷むのが早いので避けて買いたい)などの大きい野菜を上手く
使いましょう。
 今日のかぼちゃ料理は、素揚げしたかぼちゃと炒ったカシュー
ナッツを 砂糖醤油たれで和えて作っています。たれと絡める
ことで、かぼちゃのもそもそ感もしっとりに変わり、食べやすく
なりました。
 塩昆布和えは、キャベツときゅうりを塩もみし、塩昆布と混ぜる
だけの、味だけでなく作り方もシンプルです。野菜と昆布のうまみを
塩が引き出してくれます。塩もみする際に、塩を使いすぎないように
しましょう! ご飯のおともに“塩昆布”、ではなく、“塩昆布和え”を
おともにすると、野菜もとれてよいですね。