給食室より

2016年10月の記事一覧

もったりとシャッキリ


*今日の献立*
・ツイストパン
・牛乳
・マーマレードチキン
・スティックベジタブル
・ごぼうのポタージュ

今日は、普段から使っている食材を、少し違う使い方をして
献立にしました。
まずは、ジャム(マーマレード)です。
柑橘類の酸味が肉をやわらかくしてくれるので、塩こしょうや
しょうゆと一緒にジャムも混ぜて、肉を漬けて焼きました。
使い始めてから日にちが経ってしまったジャムは、
こんな使い方をしても よいですね。
いつものサラダはいちょう切りや輪切りにしますが、
棒状に切ると、意識して噛みます。 パッと見て、
一つ一つの食材が何だか、わかりやすいですね。
ピクルス様のサラダとは対照的に、ポタージュは、
何から作られているか わかりません。
ごぼうの香り、じゃがいものざらざら感、よく見ると見える
人参とパセリの粒、、ベーコンも入っているよと話すと、
驚いていたのは 子どもたちばかりではありません。
全て一度火を通してから、粗熱をとり、ミキサーでなめらかにして、
もう一度 釜に戻してことこと煮て作りました。
ミキサーがあると、料理の幅がぐっと広がりますね。

中華料理


*今日の献立*
・ごはん
・牛乳
・いかとえびのチリソース煮
・揚げぎょうざ
・中華コーンスープ

おかずのチリソース煮は、チリソースは使わずに、
ケチャップで味付けをしました。 この煮物には、
玉ねぎだけではなく、竹の子やピーマンも刻んで入れました。
トマト味とマッチして、気にせずに食べている様子が
みられました。
たんぱく質の多い食品は、脂質(脂肪)も多くなりがちですが、
いかやえびは、肉や卵に比べると 脂質が少ない食品です。
”高たんぱくで低カロリー”といわれる、ヘルシー食品です。
体脂肪率や体重増が気になる場合は、肉の代わりに 積極的に
料理に取り入れるとよいですね。

うどんとかき揚げ


*今日の献立*
・肉うどん(地粉うどん)
・牛乳
・かき揚げ
・いそ香和え

みりんを多めに入れて作ったうどんのつゆは、具は少なめですが、
かき揚げと一緒にうどんを食べるにも ちょうどよい味でした。
うどん献立の時は、どんな料理を組み合わせたらよいか、
とても悩みます。 塩分のこと、味付けのこと、
たんぱく質のこと、野菜のこと、食べごたえのことなどです。
ご家庭でもうどんを食べることがあると思いますが、うどん一品に
ならないように、不足しがちな野菜やたんぱく質(肉や豆腐)を
補うようにしてください。 
今日はうどんの具が大きくなかったので、歯ごたえのある 
しっかりしたかき揚げに仕上げています。

副菜で季節を


*今日の献立*
・ポークカレー(麦ごはん)
・牛乳
・アーモンドサラダ
・かき

今日も手作りカレールゥで仕上げています。
豚こま肉で作りましたが、ブロック肉を使うと、噛みごたえが
でるので、咀嚼(そしゃく)の練習にもなりますね。
じゃがいもは、大きめに切りました。
今日のアーモンドサラダには、旬のブロッコリーを使っています。
埼玉県産の旬はもう少し後になりますが、店頭には 国産の
ブロッコリーが並び始めましたね。 花蕾(緑のつぼみ部分)だけを
使うと考えると 割高ですが、軸の内部のやわらかところも
食べられるので、サラダやスープに使ってくださいね。
焼き菓子によく使うアーモンドですが、サラダにもよく合います。
味のアクセント、歯ごたえのアクセントになりますよ。
元気なオレンジ色の柿は、種なしで、甘かったです。

定食献立


*今日の献立*
・ごはん
・牛乳
・魚の塩焼き
・かわりきんぴら
・ごま和え
・どさんこ汁
・菊花みかん

北海道でとれた 旬の鮭を、シンプルな塩焼きにしました。
塩鮭を食べ慣れていると、今日の鮭はしょっぱさがが足りないと
感じると思いますが、秋鮭らしさを味わえる味付けです。
鮭がいたまないように、塩がたくさんふってある塩鮭ではなく、
生鮭の出回る季節なので、こちらを選んで、ホイル焼きや
みそ焼き、ムニエルやフライ等を作ってください。
”きんぴら”というと、にんじんとごぼうで作るイメージがあると
思いますが、今日は にんじん、れんこん、こんにゃく、
茎わかめ、さつま揚げで作りました。
しゃっきりというより くにゅくにゅきんぴらなので、好みが
分かれると思いますが、甘じょっぱい味付けは ごはんが進みますね。
いろいろな野菜や海藻を食べて、いろいろな種類の食物繊維を
からだに入れて 腸を動かしましょう。

煮物を食べましょう


*今日の献立*
・ごはん
・手作りふりかけ
・牛乳
・肉じゃが
・和風サラダ
・ヨーグルト

ごはんに味をつけないと、食べにくいというお子さんも
いるかもしれません。 市販のふりかけは、調味料の要素が
強いので 控えめにして、じゃこやごまで食べられるように
なると よいですね。 白いごはんを、おかずで食べられるのが
最終目標になるとよいですね。 ふりかけだけごはんは、
お米だけをたくさん食べてしまうので、おかずは必ず必要です。
これからは、煮物のおいしい季節です。
日本に昔から伝わる 芋や根菜を肉や練り物などと一緒に煮る
煮物は、腸の動きをよくしてくれて、健康的です。
皮をむいたり切ったりが手間ですが、食卓に登場させてください。
しょうゆ味の和風サラダは、ごま油で香り付けをしています。
季節の野菜やきのこを 積極的に食べましょう。

今日も魚です


*今日の献立*
・ハムとコーンのピラフ
・牛乳
・ししゃもフライ
・卵と野菜のスープ

ぷりっと歯ごたえのあるとうもろこしは、ピラフの具に
よい食材だと、食べながら再認識しました。
甘いとうもろこしは、ハムとの相性もよいですね。
今日のししゃもは、骨を気にせず食べられるように、
揚げて作りました。 骨ごといただける魚は、じゃこや煮干し、
ししゃも、きびなご、小あじなど、限られています。
カルシウム源にもなるので、佃煮にしたり揚げたりと、
料理方法を工夫して こまめにとりたい食材の一つですね。
スープの中は、今日も具だくさんです。
野の野菜だけではなく、海の野菜、わかめも入っています。
葉野菜が多い献立だったので、ご家庭で根菜を補ってください。

秋の味覚


*今日の献立*
・ごはん
・牛乳
・さんまの塩焼き おろしソース添え
・五色和え
・とん汁

今年もさんまの季節がやってきました。
はしりの頃は 価格が高かったですが、
この頃は 店頭でも落ち着いてきましたね。
今日は、内臓と頭を取った さんまに、塩をふり、
オーブンで焼いたものを 提供しました。 教室では、
身をほぐすことに 慣れているお子さん、小骨が気になる
お子さん、真ん中の骨も気にならないお子さん、
骨の美しさに見入るお子さん、いろいろな姿がありました。
いつもはじゃがいもを使うとん汁も、旬の里芋にしました。
ぬめりがあって 扱いにくいですが、栄養価の高い食材です。
ご家庭の食卓にも 登場させてください。
こまつなの緑、もやしの白、人参の橙、コーンの黄、
乾しいたけの茶、でカラフルな五色の和え物です。
脂ののったさんまに合うように、口直しにもなるように、
砂糖としょうゆだけの 味付けにしています。

パンでかみかみ献立


*今日の献立*
・コッペパントースト(ガーリック・ココア)
・牛乳
・大豆のインド風煮込み
・ひじきのごま風味

今日も引き続き、よくあごを動かそう献立です。
主食のトーストは、給食室で味を付けて焼いていますが、
食べるころには少しかたくなり、かみごたえがある状態に
なっています。 主菜の煮込みの大豆も、乾物から戻して
作るので、水煮大豆とは違うハリがあります。
苦手な 味や食材があるかもしれませんが、よくかんでから
からだの中に入れてもらいたいなと 思っています。
ひじきは、戻してからしょうゆや砂糖で下煮をします。
冷ましてから、他の野菜やドレッシングと和えると、
煮物以外の味付けでも おいしく食べられますよ。

麺類と組み合わせる料理


*今日の献立*
・ジャジャ麺風(中華めん)
・牛乳
・小魚入り松葉芋
・海藻サラダ

ジャジャ麺は、とろみがついたみじん切りのピリ辛の具を、
麺に絡めて食べるラーメンです。 給食の麺に合うように、
汁気を多くし、塩分が多すぎないように 赤みそで作りました。
つるつる食べてしまう麺類と組み合わせる副菜は、
咀嚼(そしゃく)回数が増えるようなものにしています。
今日は、旬のさつまいもを細く切り、芋けんぴのような料理を
合わせました。 箸休めにもなる 一品です。
かみかみ要素のある、”小魚入り松葉芋”のようなものを、
おやつにするのもよいですね。
かむ力をつけると、からだによいことが たくさんあります。